🧒 作曲の背景
交響曲第22番 ハ長調 K.162 は
1773年4月、モーツァルトが17歳の時に作曲された交響曲です。
場所はザルツブルクとされ、
当時モーツァルトは宮廷楽団の職務を務めつつ、
劇音楽や教会音楽と並行して交響曲の作曲にも意欲的に取り組んでいました。
この交響曲は、祝祭的な性格を持ち、
明るく輝かしい響きが印象的です。
ザルツブルクの式典や祝賀のために演奏された可能性もあります。
🎵 楽曲の構成
交響曲第22番は 3楽章構成 で、
モーツァルトの初期交響曲の中でも特に華やかな作風が際立ちます。
- 第1楽章:Allegro assai(ハ長調)
冒頭から力強く輝くファンファーレ風の主題が登場。
ソナタ形式で、金管を活かした祝祭的な展開が続きます。 - 第2楽章:Andante(ヘ長調)
穏やかで牧歌的な楽章。
弦楽器が中心となり、柔らかな旋律が流れます。 - 第3楽章:Presto(ハ長調)
明快でエネルギッシュな終楽章。
舞曲的なリズムと軽快なフレーズが駆け抜けるフィナーレです。
🎻 編成
- 2本のオーボエ
- 2本のホルン(ハ調)
- 2本のトランペット
- ティンパニ
- 弦五部(ヴァイオリン I・II、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
トランペットとティンパニを含む編成が、
作品全体に明るく祝典的な色彩を与えています。
💡 特徴と聴きどころ
- ファンファーレを思わせる冒頭主題と、金管の輝かしい響き
- 第2楽章での弦楽主体の穏やかな歌
- 楽章ごとにテンポと性格が大きく異なり、メリハリのある構成
- 祝祭的で親しみやすい明るさと、若さゆえの推進力
全体として、開放的で華やかな雰囲気に満ちた作品で、
まさに「宮廷の祝典音楽」と呼びたくなる交響曲です。
🎧 おすすめの演奏
- カール・ベーム指揮/ウィーン・フィル
重厚かつ堂々とした響きで、祝祭的雰囲気をたっぷり味わえます。 - トレヴァー・ピノック指揮/イングリッシュ・コンサート
ピリオド楽器による鮮やかで引き締まった演奏。
金管とティンパニのキレが心地よいです。
📝 まとめ
交響曲第22番 ハ長調 K.162 は、
若きモーツァルトがザルツブルクで手がけた、
祝祭的で明るい性格の交響曲です。
華やかな金管、軽快なリズム、そして清新な旋律が融合し、
聴く人を晴れやかな気持ちにさせる魅力を持っています。
初期モーツァルトの中でも特に「晴れやかな交響曲」として、
コンサートや祝典にふさわしい一曲です。


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